皆さん、初めまして!
このブログでは、私が実際にシドニーで行ったオススメの観光スポットやカフェなどをご案内したいと思っておりますので、皆様のご旅行に役立てて頂けると嬉しいです!
Contents
絶対に行ってほしい観光スポット、その①
まずは、皆さんに行って頂きたい場所。それは・・。
「オペラハウス」です!
シドニーといえば、まずはオペラハウスではないでしょうか?
オーストラリアを代表する観光スポットで世界文化遺産にもなっていますし、オーストラリアに来たら外せない写真スポットですよね?
私も到着して次の日に行きました。
ここに来ると、「あぁ、ついにオーストラリアに来たんだなぁ~」と一人感慨深くなり、しみじみしちゃいました(笑)
ところで、皆さんはこのオペラハウス何をする所かはご存知でしょうか?
リサーチ好きな人にとっては、「そんな事常識じゃん!」と思うかもしれませんが、簡単にご紹介しておきますね。
シドニーオペラハウスは、読んで字のごとくオペラが行われる劇場です。
オペラだけでなく、オーケストラによるクラシックコンサートやバレエ、ミュージカルなども公演される劇場です。
オペラハウスの外観でもっとも特徴的なのは、やはり屋根の形ではないでしょうか?
貝殻が重なっているかのように見える独特な屋根は世界のどこを探しても無いでしょう。
土台のアースカラーとのコントラストが青い港に浮かぶ白の屋根を際立たせています。
特に晴れた日に見に行くとより一層際立たせてくれますが、夕焼けに染まるオペラハウスもまた格別です!
ぜひ、夕焼けに染まるオペラハウスも写真に収めて下さい。
またオペラハウスには館内を案内してくれる日本語ツアーや、バックヤードを回るツアー(英語案内)もあるので、時間に余裕がある方は参加されるのもオススメです!
アクセス方法と周辺施設はどうなってるの?
オペラハウスへのアクセス方法と概要は以下の通りになります。
アクセス
サーキュラーキー駅より徒歩2分
※まだまだ車社会のオーストラリアなので、シドニー市内もバスで移動する方が便利な場合もありますが、サーキュラーキーに行くアクセスは電車のみとなります。
シティ周辺の主な主要駅(タウンホール駅やミュージアム駅)から2~3駅ですので、初心者の方でも安心して行けます。
概要
ホールの構成はオーケストラの演奏会などが行われるコンサートホール、オペラが行われるオペラ劇場、ミュージカルや演劇などが行われるドラマシアター、プレイハウス、ピアノ演奏会など小規模な演奏会が行われるスタジオシアターがあります。
- コンサートホール:収容人数2,679席。世界最大級の機械式パイプオルガン、「グランドオルガン」がある。
- ジョーン・サザーランド劇場:1,507席。オペラ・オーストラリアの本拠地でもある。旧・オペラ劇場。2012年にリニューアルを行った際、ソプラノ歌手のジョージ・サザーランドの名称を冠した現名称となった。
- ドラマシアター:544席
- プレイハウス:398席
- スタジオシアター:364席 (参照:Weblio辞書)
その他、5つのリハーサルスタジオ、4つのレストランと6つのバーなどがあります。
私も友人達とオペラハウスの近くにある「オペラBar」に行った事があります。
もし時間があれば、ぜひここも訪れる事もオススメします!
その理由は、オペラハウスともう一つの世界遺産であるハーバーブリッジを眺めながらお酒を楽しむ事が出来るからです♪
私が行った時は真冬だったので屋内で飲んでいましたが、外のテラス席でもストーブがあるのでたくさんのオージーの人達は外で飲んでいました(^^;
もし皆さんが訪れる時期が夏だったら、夕日に染まるオペラハウスを見ながら飲むビールはきっと格別のはずです!
ただし、このオペラBarに限った事ではありませんが、シドニーではお酒は日本より高いという事を覚えておいて下さい。
ビール1杯が最低でも$15(1AUD=73円で計算)ほどするので、日本円で1,095円ほどかかります(汗)
しかもこのオペラBarは立地条件や観光客も多く訪れる事から、お酒だけでなく食べ物も少し割高な気がしました。
(たしかChicken schnitzelが$30ぐらいだったような気がします・・・)
ここに行く際には、食事を楽しむよりかはお酒を飲みながら素晴らしい景色を楽しむという目的で行った方がいいかもしれません。
ですが日本では中々出来ない経験をする事も、海外旅行ならではの醍醐味ですよね☆
知られざるオペラハウスの歴史と建設者の苦悩
実はこのオペラハウスの建設には、とても長い時間と困難を極めていました。
オペラハウスの設計者は、計画当時まだ無名だったデンマーク出身のヨーン・ウツソンという人です。
ウツソン氏は、オペラハウスの建築設計コンペティションを勝ち取った1956年12月当時、国際的に認められるような実績はありませんでした。
それどころか、オペラハウスの建築設計競技に提出したデザインは、構造設計など考慮されていないデッサンのような簡易なものだったため、一度は落選。
しかし後日、その独創性を見込まれて採用されることになったのです。
当初の計画から2年遅れた1959年に工事が開始されましたが、最初から懸念されていた通り屋根部分の建設で設計案は二転三転したのです。
さらに、屋根部分が建設途中だった1965年、選挙により政府の政権党が交代し、予算面の承認が下りなかったため翌年の1966年には設計者のウツソン氏がプロジェクトから撤退するという異常事態を招くことになりました。
その後、何人かの設計者が共同で監督を務め、ついに1973年の10月、予定から10年も遅れて、オペラハウスは完成しました。
紆余曲折というにはあまりにも遠い道のりだった為か総工費は1億200万ドルに達し、当初の予算の700万ドルの14倍以上にまで膨れ上がっていました。
ウツソン氏は撤退後、2度とオーストラリアには戻らず、完成したオペラハウスを見ることもなく、2008年に亡くなりました。
完成したオペラハウスが開館したのは、1973年10月20日に杮落し公演が開催されました。
その際には、エリザベス2世が来館し、ベートーヴェンのの第九が演奏されました。
また、オペラハウス工事中にも、作業員に対して数多くのランチタイム・コンサートが行われ、1960年に未完成のオペラ劇場で最初のパフォーマンスを行ったのは黒人のバス・バリトン歌手のポール・ロブスンでした。
実は、シドニーオペラハウスは完成以後、オーストラリアを舞台にした様々な映画のほか、映画の一場面で舞台がオーストラリアに移ったことを説明するシーンなどにもたびたび登場しています。(例:インディペンデンス・デイやファイディング・ニモなど。)
また2004年に公開された日本映画『ゴジラFINAL WARS』ではゴジラとジラの戦闘で大規模に破壊されるシーンも演出されています。
そして、このオペラハウスは映画の舞台になるだけでなく、オリンピックでも重要な役割を果たしています。
1998年にはオペラハウス前で長野オリンピック開会式のための第九合唱が行われ、2000年のシドニーオリンピックでは聖火リレーの舞台になったほかトライアスロン競技のスタート地点にもなりました。(参考:Wikipedia)
世界遺産に登録されるほど、独創的な屋根の形
皆さんにはオペラハウスがいつ世界遺産に登録されたか、ご存知でしょうか?
オペラハウスは2007年にユネスコの世界遺産に登録されました。
世界遺産リストに登録されるには10種類ある登録基準のうち一つ以上を満たしていると判定される必要があります。
しかしシドニーのオペラハウスは「人類の創造的才能を表現する傑作」という、ただ一つの基準に適合しただけで登録されました。
それほどまでに、クリエイティブな建造物といえるのです。
実はこのオペラハウスは、1981年の第5回世界遺産委員会で最初の推薦がされました。
この時は「周辺一帯を含むシドニー・オペラハウス」として、ハーバーブリッジも含めた登録を目指していました。
しかし、ICOMOS(イコモス、国際記念物遺跡会議)で消極的意見に基づいて、オーストラリアは推薦を取り下げました。
その後、ニュージーランド・クライストチャーチで開催された第31回世界遺産委員会(2007年)において、オーストラリア国内で17番目、文化遺産としては王立展示館とカールトン庭園(メルボルン)に次いで2番目の世界遺産に登録されることが決定しました。
また、これまでに登録された世界遺産の中では年代的に最も新しいものになりました。(参考:wikipedia)
まとめ
「シドニーといえば、オペラハウス!」という事で、まずはオペラハウスの歴史や概要、周辺のオススメBarについてご紹介してきました。
私も到着して次の日に行きましたが、「ここから新しい生活が始まるんだ!」とワクワクしながら見ていたのを覚えています。
(現実は、ワクワクする事ばかりではありませんでしたが、それはまた後日に・・・。)
実際に訪れる前に少しでも歴史を知っておくと、実際のものの見方も変わってきませんか?
壁に何度ぶつかっても、諦めず夢に見た美しさを実現しようとした努力は、まさしくあの独創的な屋根のフォルムに表れています。
そして、青い海とキラキラ光る水面が、あの特徴的な屋根を際立たせてくれます。
どれだけ壁が高かったとしても、思い描いた自分の夢を実現しようと努力する姿は私も見習わなければいけませんし、
どんなに辛く絶望的な状況であっても自分の信じた道を突き進めば、必ず夢が実現するんだ!という事を教えられたような気がします。
ぜひ旅の始まりに訪れてみて下さい。
きっとこれから始まる旅行を、より一層楽しませてワクワクさせてくれるはずですし、皆さんの心の中に思い描いている夢も応援してくれるかもしれません。
私自身も、初めてオペラハウスに来た時に心の中で「帰国する前に必ずここに戻って来よう。その時には、いい留学生活だったなぁと思えるように全力で色んな事に挑戦しよう!」と心に決めた事を、この記事を書きながら思い出しました。
日常生活に慣れてくると、つい初心を忘れがちになってしまいますね・・(^^;
どれだけ時間が経ったとしても、初心を忘れずに自分自身の思い描く未来の為に出来る事を全力で、そして限られた時間を有意義に過ごしていきたいなと思いました。
この記事が皆さんの旅の参考になれば嬉しいです。
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